人気ブログランキング | 話題のタグを見る

フランス語で『大切なもの』という意味のchouchou。離島旅、お菓子、ちくちくなど好きなことをブログに綴っていきます。


by なー

骨折経過その10

骨折してから73日目。

待ちに待っていない、手術の日。
病院の朝は早く6時くらいから検温。

7時過ぎにはご飯が到着。
食べられないので、誰もいない面会室で読書。
をしても、何も頭に入ってこない(笑)

今回の手術名は”左橈骨遠位端骨折後骨癒合不全”。

左橈骨=左腕の太い方の骨
遠位端=心臓から見て遠い方、という表現をするそうです
骨折後骨癒合不全=骨折したらくっつくはずがくっつかない!

という状態。
なぜ骨がくっついていないのかは、先生も分からない、とのこと。
骨のくっついている状況によっては、腕の外側と内側の両方を切るということで、傷のない状態の腕も見納め。
骨折経過その10_a0345877_20265326.jpg
と言いつつ・・・子供の頃に間違えてカッターで切った大きな傷がすでに腕に鎮座。
「ママに怒られる!」という浅はかな子供の考えでその場で親に言わず絆創膏で寝たら、朝起きたらベッドが血の海。
危うく夜のうちに失血死するところだったし、病院に行ったら「傷が新鮮じゃないから縫えない」と先生に母が怒られ、さらに怒られるという悪しき思い出の傷。


両親に見送られながら、手術室へドナドナ。
人生初の点滴を腕にさされ、自分で歩いて手術室へ行く前の記念写真。
骨折経過その10_a0345877_20270470.jpg
足には、手術中の血栓を防ぐ弾力性のあるストッキング。

手術室には何も持ち込めないけれど、目が悪いのでメガネなしでは転びそうなのでメガネだけはOKに。
手術室前で両親に「がんばってね~」と見送られ、手術室の看護師さんに引き渡され手術室へ。
無機質な部屋には、大工道具か?と思うような木製金槌とか色々な機材。

”まな板の上の鯉”という言葉がしっくりくる状況にだんだん広がる不安な気持ち。
優しい看護師さんが手を握っててくれて、まさに白衣の天使。
友達に「麻酔かけていくつまで数えられるか楽しんできて!」と言われたのを思い出したけれど、いざ麻酔をかけられたら数字を数える前に寝落ちたwww

手術時間は3時間弱だったらしく、気が付いたら病室で両親に見守られてました。
話はできるけれど、気が付けばうとうと意識が飛ぶ感じ。
先生がいらして、手術は問題なく終わったことと、骨折した骨の間に筋肉が挟まっていたので骨がくっついてなかった、と教えてくれました。骨がくっついていなかったので、傷も裏側からだけで済んだそう。良くはないけれど、良かった。
手術後の症状も問題なさそうということで、両親は帰宅。

クッションの上に保冷剤を置いて、包帯でぐるぐる巻きになった左手を置いてさらに保冷剤をオン。
骨折経過その10_a0345877_20271904.jpg

麻酔効果で夜までずっとウトウト。

たまに痛みで起きたり、看護師さんが様子を見に来て目が覚めたり。

血中酸素濃度を見る機械や、酸素は夕方には外れたものの、トイレの管が刺さっているので寝返りも打てず。

お夕飯をどうするか聞かれたときはまだお腹が空いていなかったので断っちゃったけれど、夜になってからお腹が空いてきて後悔。
そして、昼間に寝ちゃったので夜に寝られないという人生初体験。
のび太タイプで布団に入ったら1分で寝られるタイプだったので、「寝られない」という人の苦しみを初めて感じた夜。

スマホと充電器をセットしておいてもらって良かった(´・ω・`)

by chouchou2016 | 2016-06-06 11:29 | 骨折生活